

農業従事者
渡辺吉一 南砺市吉見出身 66才農業歴 約60年目
ご家族、研修生
栽培作物
お米
栽培面積
2.2ヘクタール


農業を志したきっかけ
4歳の時に父を亡くし、子供の頃から小中高と日常に農作業があった。農協で勤めながら兼業農家として、60才で定年をむかえ、兼ねてからの想いで自然栽培のお米を作り始める。49才のときに近くの80才程のおじいちゃんが小さい田んぼをしていて、辞めるということで見に行くと、子供の頃にいった時と同じ風景と匂いがして涙がでるくらい田んぼがしたくなったのがきっかけです。

農業をダレから学んだか
元々小さいときから農業に携わってきたが、奇跡のりんごで有名な木村さんを知り感動し、自然栽培農業塾に入り3期生として自然栽培でのお米の栽培を学んだ。

なぜこの土地を選んだか
生まれも育ちもこの土地なのでこの土地を選びました。
圃場は全て耕作放棄地を拡大してきています。水も上の方から使用されていない綺麗な涌き水を使用するようにしています。南砺市内に熊が出没するようになり、循環型里山を守るため耕作放棄田を自然栽培による米作りを実践しています。

種や苗
高宮の特別な営農組合にスタートからお願いしています。
農薬不使用の種や苗を使用しています。
それを田植えしています。

なぜこのような農法を実践しているか
自然を守りたい。という想いが第一です。人と自然に優しい自然栽培米がなべちゃん農場が販売するお米で、
商品ラベルとして五箇山の和紙を使用し販売しています。文字は山形県在住の泉椿魚氏によるものです。

大切にしていることは何か
自然にお任せしている部分が大きいですね。1人で作業をしていて苦しいときもありますが、常に楽しくできたらと心がけています。同じ志の人に来てもらいたくて、研修生など受け入れる体制を整えていた。自然栽培にまつわるイベントを開いたりしていると、全国からたくさんの研修生がきて頂いて、日々楽しくやっています。農業はおしゃれも大事だと考えていて、普段の作業着もモンベルを着て作業しています笑

農業をしていて嬉しいとき
刈り取りの時、実がなり、穂が垂れ下がって、
収穫できるときが一番嬉しいです。

今後の夢は
ここの集落を自然栽培の取り組みや、お米や野菜の栽培者を増やして、自然栽培の聖地みたいな、盛り上げていけたらなと考えています。沢山のご縁で、研修生も増え、少しづつ実現できている。

お客さんへメッセージ
自然と人の共存を大切にして、環境に優しい安全な米作りを心掛けています。皆さんも一緒にやりましょう!

最後にあなたにとって農とは
自然を守ること
自然が大好きなので、それを守ることだと考えます。
