日鷲農場
南砺市立野原(城端)
栽培作物
約20種類の中量中品目野菜の栽培
農業従事者
山﨑佑二郎 出身 富山県 40歳 農業暦10年
山﨑晃子 出身 広島県 40歳 農業暦4年
栽培作物
とうもろこし 人参 かぼちゃ そら豆 玉葱 にんにく セロリ
枝豆 茄子 ピーマン オクラ さつまいも 生姜 里芋 など
約20種類の中量中品目野菜の栽培を目指して得意な野菜を増やすイメージで日々畑をしている
栽培面積1.5ha
農業を志したきっかけ
食べ物を意識するようになり、無意識にファーストフードなど食していたが、自分が食べる物がどのような作られ方をされているのか、真剣に考えるようになる。そして、畜産動物が命として扱われていないような現状を知る。それから段々無意識な消費行動を見直すようになり、ベジタリアンにもなった（今はフレクスタリアン）。野菜も大量に作られたものではなく、有機農法や自然農でつくられた野菜を食すようになり本物の野菜の美味しさを知り農業に興味を持つ。食生活を変えると同時に環境に良い生き方を選択し、ライフスタイルを農業にシフトしていく。
農業をダレから学んだか
自身のルーツが岡山というものもあり、岡山で研修先を探していたところ、お世話になっていたお店の社長さんからのご紹介で、Wacca Farmへ。生活を共にしながら4年間有機農業に励む。その後父の死などをきっかけに富山に帰省し南砺市湧々農場の吉田さんと出会う。人柄に惚れ、農業哲学から森羅万象、様々な話を聞きに圃場に通う。その吉田さんの推めで、2016年から2018年まで、神社などへ奉納されている麻を栽培している栃木の農家さんへ就業。就業中に晃子さんと出会う。富山に帰省してすぐに野菜作りを始める。自分の野菜の他、近隣の農家さんの野菜を集めて売りにいく移動式八百屋Farm Stand Yamakoyaを2018年6月に開業。その後晃子さんが修行を終え、昨年晴れて結婚。新たに畑を借り日鷲農場という屋号で再出発。12月に長女が誕生し、現在家族3人で農業に励む。
なぜこの土地を選んだか
感覚的に気持ちいいということが大きいです。ご縁があって好条件で現在の圃場や家が自分のものになり、特に家の裏から出ている美味しい湧水。生活や畑に使用できる環境下ということもあり、一つの大きな決め手になった。
種や苗
F1種、固定種に関わらず、美味しいものをつくりたいという思いがあり、
比率は、2：8くらい。取れる種は取って繋いでいます。
なぜこのような農法を実践しているか
最初のきっかけは環境に対する危機感から。今は単純に単純に美味しいし、気持ちいいから。
機械や化石燃料は使用しているし、完全に環境に優しいとはおもっていないが、一人でもこのような農家さんが増えたら環境が良い方向に向かうのではというおもいから。
大切にしていることは何か
１日１日毎年毎年野菜においつくこと。土が良くなるように。
堆肥も雑草、落ち葉、糠、藁、籾殻、壁土など地域の循環資源からつくっている。
農業をしていて嬉しいとき
自然栽培といっても人が手をかけてあげないと野菜は育たない。手をかけたことがよい結果として現れた時や、弱ってあきらめかけていた作物が実りを迎えられた時。
季節の変化や、日々の野菜の変化、草花に結ぶ朝露など、小さな自然の営みに気づいたとき。瞬間瞬間に喜びがある。
今後の夢は
直近の目標としては、経営を盤石なものにすること。そして自分が育ててもらったように人を育てられるようになりたい！
大きな夢としては楽園をつくりたい！
奥さんの夢は120才まで畑をする！
お客さんへメッセージ
美味しいと感じていただけたら是非畑に遊びに来てください！
最後にあなたにとって農とは
自然と人の間にあるもの
