農業従事者
武部 洋明と家族
南砺市福光出身 38才
農業歴8年目
栽培作物
いちご、さつまいも、夏野菜少量多品目
栽培面積
7反
農業を志したきっかけ
元々、植物との触れ合いが好きで自分で植物を育てたり、種を植えて芽が出る喜びであったり
自然が好きで豊かな南砺の環境が身近の農的暮らしを志した。
農業的きっかけはイチゴ
立野原の土は何を育てても美味しい。その土地で60年以上歴史ある立野原の苺狩りの担い手がなく、
それを知って農家の生業としてはじめた苺。
その歴史ある在来種の苺の種を繋ぎながら毎年、栽培に取り組んでいる。
農業をダレから学んだか
初めて農と触れ合ったのは、地元の農家でアルバイトしながら学んだ。
長野や各地で農を学び、自分で学びながら知識を深めていきました。
自然農も学びましたが、栽培というところにシフトすると、現代における自然栽培が自分における業になると感じ、人間も自然で動物なので現代の文化を取り入れたマルチ等も使用して無理なく実現できる農業形態を実践している。
なぜこの土地を選んだか
初めは他の農地を借りていたが、人づてにこの場所を紹介して頂いて、ご縁でこの土地に。東京やインドの旅を経て地元に帰ってきたときに、南砺がやっぱり好き。他の地で沢山の刺激を受けてきたが、改めて地元の南砺に魅力を感じ、この土地を選びました。
種や苗
苺とさつまいももは在来種で毎年繋いでいます。夏野菜の少量多品目は採れるものは繋いで、
固定種、在来種とF1種の割合は7:3くらい。苗は全て育苗していて、毎年試行錯誤しながら進化しています。苗床の土は地域循環資源、バーク肥料や家の鶏の糞なども使用しています。
なぜこのような農法を実践しているか
自然にやさしい農法がなぜ浸透しないかを始めた時によく考えました。
手間がかかる所もあり商業的になりづらい。でもそんな世の中が良いという想いがあり、自分が実現出来れば、広がり伝わっていくなと感じ、まずは自分がその動きになろうと。
大切にしていることは何か
楽しむことを大切にしています。始めたときに沢山楽しいことがある農園がいいなとおもい八百楽農園という名前にしました。自分で道具を作ったり、その土地の土から作った建造物(アースバッグ)を建てたり、地域環境と循環し、色んなカタチの農業を楽しむことをベースに作業しています。
農業をしていて嬉しいとき
収穫のときが嬉しい。育ててきての収穫の歓びはやっぱり格別。
苺狩りのお客さんに来ていただいた際は、反応が生でみれて、嬉しいという反応が生でみれるので
こちら側もエネルギーをいただける。
今後の夢は
百姓になること。百姓は色んなコトが出来る人。
道具を作ったり、暮らしの技術、土と繋がったり何でも出来る人
現代におけるSNS、Youtubeも含め今の時代にあった何でも出来る百姓になること。
南砺の風土で育った野菜はすごく美味しいから、海外にも広めたいし、食べてもらいたいと思っています。
お客さんへメッセージ
気持ちの込もったお野菜食べてみてください。
最後にあなたにとって農とは
コミュニケーション、
3つのコミュニケーションだとおもいます
自然との対話
社会との対話
自分との対話
例えばイチゴだったりすると、何世代も会話をしている。植物自体も信頼出来るパートナーを探していると感じる。ピンチになったり、子供が産まれたときなど、豊作になってくれたりしてピンチを救ってくれたりする。コミュニケーションは大事だとおもいます。